こんにちは、eurekaです!17弾「反撃の雄たけび」もユーザープレビューをご紹介する機会を頂きました。早速見ていきたいということで、[17-109R] キュクレインになります!

対象条件なしでダメージを与えない、ブレイクもしない、しかもバーストまで付いているの4CP除去召喚獣である。ただし、ワンターンを待たなきゃいけない、かなり大きいデメリットがありますと。一番近い競合相手はアトモスやファムフリートというところでしょう。これらと比べて長所は対象がとれるため相手の場面にフォワードがたくさん並ばれていても安定して処理したいフォワードが除去できることと考えられます。しかし対象を取らないことも選ばれないフォワードを処理するためには重要なので、そういうケースであればアトモスやファムフリートには勝てません。しかしそれよりも、解決までのワンターンの遅延の方が圧倒的に短所ですね。コストは、軽減がなければアトモスとファムフリートと事実上あまり変わらないですが、ユウナが場に出てれば2にならないことが割りと大きいような気がします。
それでも効果面でアトモスやファムフリート、コスト面でレモラやレヴァイアサンと十分違うので、適切な環境になってきたら利用されるシナリオが思い浮かびます。もちろん、利用されない可能性も… とある環境でキュクレインの強さはこの3つのポイントで分析できると思います。
- 除去が無事決まった場合、どのくらいCP得しているか
- ワンターンの効果遅延でダメージまたはCPを損したか
- 対象がブリンクされたり手札に戻されたりして解決できなかったか
これらのポイントを配慮した上、L3またはL6でなければほとんどのケースではアトモスの方が採用されることが多いのではないでしょうか。少なくとも今のような環境が続く限りはそう思います。それに、環境が周ってきても、風属性が含まれるデッキでは多く採用されるビスマルク、チョコボ、アルテアなど「手札に戻して再利用する」効果によって風相手に決まりにくいかつバーストしても解決できない可能性が高いというのもあります。
一方、人気度の高いデッキが高コストのシステムフォワードを中心となったり、ブレイクされないフォワードが流行ったりしたら割りと使われる将来が見えるかもしれません。また、セシルエッジなど固い場面でもバーストで決まっちゃえばお野菜デッキのような場面中心の風デッキにとっては少し厄介な可能性はありますね。少なくとも手札に戻したくないフォワードをビスマルクで戻させたりできると思います。
そして、ずっとアトモスとファムフリートと比較して分析してきましたが、一緒に使うこともあるでしょう。特にありそうなデッキは9弾の風水や禁止改定後14弾の水土ですね。このようなデッキにとってはそもそも除去召喚獣のボリュームが充実していることが大事なので、キュクレインは大歓迎だと思います。個人的にキュクレインの追加だけでデッキデスを積極的に使いたいまでは思わないですが、水の除去が増えるたびに考えなきゃいけないですね。
結論で言うと、評価が大変難しい一枚である。テンポが重要なカードゲームFFTCGでは、このようなタイムラグがあるカードを使う未来はあるのでしょうか。皆さんがどう使っていくのかが楽しみです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!今後の大会も、よろしくお願いします!